美容医療と私。仕事と自分を重ねてきた10年のこと

美容に関わる仕事を始めたのは、30代半ばの頃でした。
当時は離婚したばかりで、
PCのテンキーくらいしか操作できない自分が、
初めてフルタイム勤務で社会と向き合うことに。
「とにかく生活していかなきゃ」
そんな気持ちに追われながらも、
一つでもやれることを増やそうと毎日、
目の前の作業に必死に取り組んでいました。
目次
- 通販型コスメとの出会い
- ヒット商品はどこで誕生するのか?
- マーケティングに魅せられて
- 最後に
通販型コスメとの出会い
最初に勤めていたのは、総合通販の会社でした。
たまたま私が働き方を模索している中、
自社ブランドの販売強化アイテムが決定し、
そのうちの一つ、
コスメの販売チームを任されることになったのが美容に深く関わるきっかけでした。
当時の私は、化粧品を「商品」として見ていたんだと思います。
でもお客様と接しているテレホンアポインター達と、
売上を追っかけているうちに少しずつ考え方が変わっていきました。
化粧品が売れるのは商品の力というよりも、その人自身が「自分をどう扱っているのか」を理解し寄り添うこと。
こちらの方がよっぽど重要で、
大切なアプローチ方法でもあると実感したのです。
だからこそ、
肌の話以前に気持ちに触れる「カウンセリング」なるものが大事なんだと学びました。
そしてこの感覚は、
今、美容医療に携わるうえでも変わっていません。
技術や効果だけではなく、その人の価値観に触れることが、
きっと一番大事なんだと思います。
ヒット商品はどこで誕生するのか?
「ずっと長く愛される商品って、どうやって生まれてくるんだろう?」
そんな疑問と探求心から、
縁あって今度は美容メーカーに転職。
法人営業で毎日飛び回りながらも、
ユーザーの顔が見える仕事に楽しさを感じていました。
相手は主にサロンオーナー。
様々な店舗事情も異なる相手と、
経営課題の解決に、製品を活用してもらうには
「使用感はどうだったのか」
「本当の意味で何に困っているのか」
それを知ろうとすることが、私の仕事の軸になっていった気がします。
マーケティングに魅せられて
でも、やがて一人でカバーできる範囲に限界を感じて、
マーケティングという手法に惹かれるようになりました。
きっかけは当時の社長に勧められたセミナーに参加したこと。
すっかり「データドリブン」の重要性に感化された私は、
これからの時代、
提案力よりもマーケティング思考がないと、生き残れないと感じたのです。
数字からひも解いていくと、
データが伝えてくるのは、たくさんの人の気持ちや選択の軌跡なんだ、
と気づいたのもこの頃です。
「美容」はときに、
未来をワクワクしながら過ごす、楽しみの一つであり、
ときに、心を支える大切な手段でもある。
だからこそ、
きちんと価値が届く仕組みをつくりたいと思っています。
最後に
今は合同会社LAST HOLIDAYという小さな会社を立ち上げて、
美容医療やヘルスケア領域のマーケティング支援をしています。
会社名には
「誰にでも訪れる最後の休日を、どんな気持ちで迎えたいか」という問いを込めました。
毎日ワクワクして働くこと、その積み重ねの先に、幸せなエンドを迎えたい。
そんな気持ちを原動力にしています。
このアカウントでは、
美容医療のこと、心のこと、
仕事で感じた気づきを記録していきます。
同じように悩んでいる方や、
美容業界に関心のある方と繋がれたら嬉しいです。
合同会社LAST HOLIDAY / 代表 北條 渚
40代からのちょうどいい美容医療を探して 美容医療の選び方に迷ったとき、 誰かの体験や本音が役立つことがある。 そんなNOTEを書いています。 ・美容歴10年以上 ・実体験+業界目線で発信 ・やりすぎない美容医療を応援 「変わりたい気持ち」を大切にしたい方へ。

