美容医療のリアル｜40代美容医療、見た目だけではもう足りない理
北條渚
目次
- 見た目だけ整えても追いつかない40代の現実
- 不定愁訴と美容の板挟み
- 美容と健康を切り離すことへの違和感
- 「見た目×健康」の両輪で考える40代美容医療
- 良い年齢の重ね方は「見た目×体」の両立から
- 締め
- 筆者プロフィール
見た目だけ整えても追いつかない40代の現実
40代になると、
シミやたるみといった外見の変化が気になる一方で、体調の不調も増えてきます。
「美容医療で肌はきれいになったのに、なんだか疲れて見える」
──そんな声を耳にすることも少なくありません。
見た目だけを整えても、体が追いつかない。
40代はそんなはざまにいる世代なのだと思います。
不定愁訴と美容の板挟み
この世代はちょうど
ホルモンバランスの変化や生活習慣の蓄積が表れやすい時期。
肩こり、慢性的な疲労感、眠りの浅さ、PMSや更年期前後の不調。
同時にシミ・シワ・髪のツヤ不足といった見た目の変化も進みます。
「見た目も体も、両方気になるのに時間もお金も限られている」──。
40代女性なら、多くの人が感じているリアルではないでしょうか。
美容と健康を切り離すことへの違和感
現実には、美容は美容、健康は健康と切り離して考えられがちです。
- 保険診療で体の不調をチェック
健康診断で血圧やコレステロール値を測る、婦人科で更年期症状を相談するなど。 - 自由診療では見た目の改善
シミ取りレーザーやたるみ治療、ボトックスで若々しさを取り戻すなど。
この二つが別物として扱われてしまうのが現状です。
けれど、実際には密接に関わっています。
慢性的な睡眠不足やホルモンバランスの乱れは、
そのまま肌荒れや髪のパサつきとして表れます。
逆に、肌の調子が悪いと気分まで落ち込み、体調の回復が遅れることもある。
肌も髪も体の一部。
健康状態が整っていなければ、外見の美しさも長くは続かないのです。
「見た目×健康」の両輪で考える40代美容医療
40代の美容医療は「見た目」と「健康」を切り離さずに考えることが欠かせません。
- 保険皮膚科や健康診断で体の土台を整える
（例：にきび治療、更年期外来など） - 美容皮膚科で外見をサポートする
（例：光治療、レーザー、少量ボトックスなど） - 体ケアと美容施術を組み合わせる
（例：栄養点滴やサプリメント＋スキンブースターやピーリング）
実際に人気なのは、自然で続けやすい施術です。
光治療、ボトックス、ピーリングやスキンブースターなど
「無理なく続けられるケア」が選ばれています。
さらに体調ケアとして栄養点滴や漢方、睡眠改善を並行するケースも増えており、
「体が元気だと肌も元気になる」相乗効果を感じる人も少なくありません。
良い年齢の重ね方は「見た目×体」の両立から
40代は、体力も肌力も揺らぐ年代。
だから「見た目だけを整える」発想では追いつかないのです。
健康維持があって初めて、美容施術の効果も最大化される。
逆に体を置き去りにした美容は、どこか無理を感じさせてしまいます。
美容医療の本当の価値は、見た目と内面を両立させること。
その視点こそが、
40代にふさわしい良い年齢の重ね方につながるのではないでしょうか。
締め
あなたにとって「見た目」と「体」のバランスは、どんな形が理想ですか？
40代だからこそ、その問いに向き合うこと自体が、
美容医療との上手な付き合い方の第一歩なのかもしれません。
