美容医療のリアル|40代の毛穴改善は難しい

目次
- 思春期から始まった小鼻毛穴との戦い
- 40代で気づいた「たるみ毛穴」という悩み
- 毛穴治療を「アプローチ法」で整理する
- それぞれの治療、どれくらい続ける?
思春期から始まった小鼻毛穴との戦い
小鼻の毛穴が気になり始めたのは、中学生の頃。
黒ずみと角栓が気になっていて、
10代の間はゴマージュやスクラブ洗顔、
シートパックなどをいろいろ試していました。
20代に入ると、毛穴が目立つ原因として
産毛も関係しているのでは?と思うように。
顔のレーザー脱毛や、
カーボンピーリングと呼ばれる施術が毛穴に良いと知りました。
興味はありましたが、当時の私にはどちらも高額で、
美容医療に手を出す勇気はまだありませんでした。
そんなときに流行っていたのが、
家庭用の吸引タイプの毛穴ケアマシン。
角栓が目に見えて取れるのが楽しくて、
週に1回のペースで続けていました。
ただ、根本的な改善にはつながらず、
1年ほどで結局使わなくなってしまいました。
40代で気づいた「たるみ毛穴」という悩み
40代になって感じるのは、
もっぱらたるみ毛穴という新しい悩み。
肌のハリを支えるコラーゲンやエラスチンが減り、
皮膚がわずかに下がることで、
毛穴が縦に伸びて見える。
つまり、毛穴のたるみは肌の弾力低下そのもの。
皮脂や角栓ではなく、構造の変化。
だからこそ、ピーリングや洗浄では限界があります。
コラーゲンやヒアルロン酸のサプリメントを
毎日飲んでいた時期もありましたが、
毛穴改善にまでつながる実感は、正直ほとんどありませんでした。
肌のハリの仕組みそのものを再生しない限り、
たるみ毛穴は内側からの補助では追いつかない。
そう実感したのも、40代に入ってからです。
毛穴治療を「アプローチ法」で整理する
毛穴の改善といっても、
実際の治療法はどの層に働きかけるかでまったく違います。
構造から理解すると、施術の選び方も見えてきます。
① 表面を整える系(角質リセット・導入法)
ハイドラフェイシャル、ピーリング、イオン導入など。
肌表面の汚れや古い角質を取り除き、
化粧品の浸透を高めるベース作りの役割。
毛穴を「きれいに見せる」方向の治療。
② 再生を促す系(真皮刺激・創傷治癒法)
フラクショナルレーザー、ニードルRF。
あえて微細なダメージを与えて、
肌が自力で修復する過程でコラーゲンを再構築。
毛穴そのものの構造を「再生する」方向。
③ 弾力を補う系(再生注入・ブースター法)
プロファイロ、リジュランなどのスキンブースター。
肌そのもののハリと密度を上げていく。
毛穴だけでなく、肌全体の質感が変わっていく実感。
それぞれの治療、どれくらい続ける?
フラクショナルレーザー
2〜3週間おきに3〜5回ほど。
軽い赤みや皮むけが出ることがありますが、
再生のサイクルが進むごとに、肌がなめらかに。
ニードルRF(ポテンツァなど)
2〜4週間おきに3〜5回。
赤みは1〜2日でおさまり、メイクは翌日から可能。
たるみ毛穴の改善に最も向いている印象です。
スキンブースター(プロファイロ・リジュランなど)
3〜4週間おきに3回ほど。(製剤によりサイクルは異なります)
直後は軽い膨らみが出ますが、数日で落ち着き、
ツヤやハリがゆっくりと戻っていきます。
ハイドラフェイシャル・導入治療
1か月おきのメンテナンスで安定。
ダウンタイムはほぼなく、
毛穴詰まりやくすみをリセットする感覚で続けられます。
どの治療も、
劇的に変わるというより面を整えていく感覚に近い。
肌がふっくらして、
毛穴が目立たなくなる頃には、
見た目の変化よりも、
自分の肌に手応えを感じられるようになります。
それは、
若さを取り戻すというよりも、
日によって変わりやすい今の肌の状態と、うまく付き合えるようになること。
40代の美容医療の目的は、
きっとそのあたりにあるのだと思います。
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