美容医療のリアル|免疫・粘膜・バリア機能。冬に注目されるビタミンDの役割

目次
- 冬が近づくと、ゆらぎが目立つ季節
- ビタミンDを取るべき人は、どんなタイプ?
- ビタミンDが働く3つの場所
- ビタミンDを取る「タイミング」
- ●冬〜春先は不足しやすい
- ●粘膜の弱さを感じる時期
- ●美容医療の「回復」が遅い時期
- ●症状が出る前からのほうが続けやすい
- まとめ:足りないものに気づける身体へ
冬が近づくと、ゆらぎが目立つ季節
冬はどうしても、乾燥からくる喉風邪や、
ここ数年は咳喘息のような症状に
悩まされる季節になってきました。
もともと粘膜が弱い体質ですが、
年齢とともに気管支まわりの負担も
感じやすくなっている気がします。
こうした未満の不調が重なることで、
冬の体調管理は、私にとって
大切なテーマになりつつあります。
ビタミンDを取るべき人は、どんなタイプ?
冬の不調や、季節ごとに同じ場所が
ゆらぎやすい方ほど、
ビタミンDとの相性が良いと言われています。
当てはまるものがあるか、
ゆっくり確かめてみてください。
・粘膜が弱く、喉風邪や咳が続きやすい
・乾燥で肌トラブルが出やすい
・日光を浴びる時間が少ない
・アレルギー体質がある
・胃腸や気管支に弱さがある
・冬に気分が落ち込みやすい
・40代以降で回復が遅くなった実感がある
どれもビタミンDが不足しやすい状態と
重なることが多いとされています。
もちろんこれだけが理由ではありませんが、
こうしたサインが重なる時は、
身体の中で日光由来の栄養が
十分働けていない可能性があります。
ビタミンDが働く3つの場所
ビタミンDは骨のための栄養という印象が
強いかもしれません。
でも近年では、身体のさまざまな場所で
そっと支えていることが注目されています。
● 免疫の過不足の調整
反応が強すぎても、弱すぎてもいけない
免疫のバランスを取る役割があると
考えられています。
● 粘膜のバリア
喉・鼻・気管支などの粘膜は、
乾燥で負担がかかりやすい場所です。
ビタミンDは、この粘膜バリアにも
関わると言われています。
● 皮膚のバリア
乾燥の季節に弱さが出る方にとって、
皮膚バリアの維持に関わる
ビタミンDはひとつの視点になります。
大きな変化というより、
体の底を静かに支えてくれる栄養。
私自身もそこに相性の良さを
感じています。
ビタミンDを取る「タイミング」
ビタミンDは、いつ飲むか以上に
いつ不足しやすいか、が
大切なポイントだと感じています。
●冬〜春先は不足しやすい
日照時間が短く、外に出る時間も減る季節は
自然と合成量が落ちやすくなります。
●粘膜の弱さを感じる時期
喉風邪や咳が続くときは、
粘膜バリアが落ちているサインかもしれません。
●美容医療の「回復」が遅い時期
施術後の赤みが引きにくいなど、
肌の戻りが遅いと感じるときは、
栄養の見直しと相性が良い時期です。
●症状が出る前からのほうが続けやすい
ビタミンDは“底を整える栄養”なので、
不調が出てからより、
冬に入る前からゆるく始めるほうが
生活に馴染みやすいと思います。
まとめ:足りないものに気づける身体へ
美容医療の結果も体調の整い方も、
それを受け取れる身体の状態で
感じ方が変わると実感しています。
不足しやすい季節に、
足りないものを少し補うだけで、
冬は穏やかに過ごしやすくなります。
今は、自分のサインに静かに気づきながら
無理のないケアを続けることを
大切にしています。

