美容医療のリアル|低用量ピルが合わなかった私が、ミレーナを選んだ理由

「生理、なんか前と違う?」
30代のある時期から、生理の様子に違和感を覚えるようになりました。
経血が薄い色になったり、量が少なかったり、まったく出血しない月もある。
最初は「仕事が忙しいから」「ストレスのせいかな」と軽く考えていました。
でも、違和感は少しずつ積み重なり、「これは放置しちゃいけないかも」という気持ちに変わっていきました。
婦人科で分かったこと
思い切って婦人科を受診してみると、いくつかの指摘を受けました。
- 無排卵月経の可能性
- 卵巣が腫れている
- 子宮びらんのような状態で不正出血しやすい
いずれも命に関わるものではありませんでしたが、「卵巣が腫れている」と聞いた瞬間はやはり怖かったです。
痛みも大量出血もなかったため、検診に行かなければ気づけなかったことでもありました。
特に主婦層やフリーランスなど、不調がなければ婦人科を後回しにしがちな世代こそ、定期的な検診は大切だと感じています。
低用量ピルを試してみたけれど
診断を受けたあと、医師から提案された一つの方法が低用量ピルでした。
女性ホルモンを補うことで月経を安定させ、PMSや肌トラブルの改善にもつながると言われています。
実際に飲み始めてみると、たしかに周期は安定。
でも私の場合、すぐに強い吐き気が出てしまい、仕事に支障をきたすほどに。
「毎日服用する」という生活リズムの中で、副作用と付き合い続けるのは現実的ではありませんでした。
結局、数か月で服用をやめざるを得ず、「私にはピルは合わないんだ」と諦めることにしました。
40代、ミレーナを考えたきっかけ
40代に入ると、プレ更年期を意識するようになりました。
周囲の先輩方が更年期で苦しんでいる話を聞き、「私も今のうちに対策しておきたい」と思うように。
相変わらずショートスリーパー体質に加え、慢性的な肩こりも悪化。
「そろそろ本気で向き合わないと」と強く感じるようになったのです。
そこで選んだのが、ミレーナでした。
ミレーナとは?

ミレーナは子宮内に装着する小さな器具で、避妊目的だけでなく月経コントロールや過多月経の改善にも使われています。
ホルモンが局所的に作用するため、ピルのように全身に影響が出にくいのも特徴。
私にとっては「毎月の波に振り回されない」ことが最大の目的でした。
低用量ピルで副作用に悩まされた経験があったからこそ、ミレーナなら合うかもしれないと感じたのです。
ピルとミレーナの違い(まとめ)
🍀低用量ピル
- メリット:始めやすい/月経周期が安定しやすい/ニキビやPMS改善効果
- デメリット:毎日の服用が必要/吐き気や頭痛など副作用が出やすい/血栓リスクに注意
🍀ミレーナ
- メリット:一度入れると最長5年間効果が続く/避妊+月経コントロールに有効/全身への副作用が少ない
- デメリット:挿入時に痛みや不正出血がある/最初の数か月は出血が続くことも/導入できる医療機関が限られる
まとめ
どちらがいいかは体質やライフスタイル次第。
ただ、私の場合は低用量ピルは続かず、ミレーナが自分に合ったと感じています。
月経やホルモンの不調を「我慢するしかない」と思っていた過去の私に伝えたい。
婦人科で検診を受け、自分に合う方法を見つけることは、未来の自分をラクにするための投資だということを。
次回は、実際にミレーナを挿入したときの体験と、その後の変化について書きます。

