美容医療のリアル|エレクトロポレーションで冬の肌を支える

冬になると成分が肌に入らない


冬になると、
化粧水やクリームの浸透が思いのほか、良くない。

そんな感覚を持つ方は多いと思います。

乾燥が強い季節ほど、
ついリッチなスキンケアを追加したくなります。

でも、敏感に傾いている肌は、
成分が高配合の濃いアイテムほど負担になることもあります。

私自身、
CICAクリームが保湿力が高いと聞いて飛びついたものの、
敏感状態の肌にのせたことで
逆にかゆみと赤みが出てしまった経験があります。

冬は、肌が普段以上に反応しやすい時期。
だからこそ最近は、
何を追加するか より
何を取り入れるべき状態か を知るほうが
冬の肌には合っていると感じています。

そのサポートになるのが、
導入系の施術です。


■ 冬に有効成分の通り道を整える

成分を届ける施術としては、イオン導入がポピュラーです。

イオン導入を進化させた冬の美肌ケアとして、
私が特に良さを感じているのが
エレクトロポレーション という施術です。

乾燥で硬くなりがちな角層でも、深く導入剤が浸透し、
保湿力が高まり、乾燥から来る細かいシワにも良いと実感します。


■ エレクトロポレーションとは?

エレクトロポレーションは、
電気パルスによって角層に一時的な微細な経路をつくり、
必要な成分を浸透させる技術。

痛みやダウンタイムがほとんどなく、
扱える成分のバリエーションも豊富です。

施術のメリットとしては
・分子量の大きい成分も届けやすい
・肌を傷つけない非侵襲のアプローチ
・敏感な時期でも比較的受けても問題ない

こういった特徴から、
肌の回復力を高めたり、ダメージ抑止のために、
美容施術の前後にも受けられる方が多いです。


■有名どころは「メソナJ」

クリニックによって導入している機器は違いますが、
エレクトロポレーションは共通した技術です。

通称としては、
・メソナJ(MESONA-J)
・ケアシス / ケアシスプラス
・U225 EP
などが有名です。

名前は違っても、
「一時的に肌に通り道をつくって成分を届ける」という原理は同じ。

大切なのは
肌がその日、何を必要としているか
診察で見極めてもらうことだと感じています。


■ 冬におすすめな導入成分

入り口が整った状態で届ける成分は、
冬はシンプルなものが向いていると感じています。

例えば:
ヒアルロン酸(保湿の土台)
アミノ酸・ペプチド(ハリ感)
トラネキサム酸(赤み・くすみに)
ビタミンC(安定したサポート)
成長因子(クリニックによって種類が違う)

ただし、冬は肌が過敏に反応しやすい時期でもあるので、
濃度や種類は自己判断でオーダーしないことが大切。

美容皮膚科の診察で肌の状態を見てもらい、
現在の肌状態にあったいるものだけを選択してもらうのが
冬ほど肌トラブルには良いと感じています。


■ 私が冬に意識していること

冬になったからといって、
焦ってスキンケアアイテムを変更するとしっぱいするように、
つけ刃で美容医療で何とかしようとしたことで、
かえって赤みや乾燥が悪化してしまうことも。

冬に限らず、美容医療の選択において、自己判断は
ある意味リスクが付きまといます。


まずは肌を健康状態に戻すこと。
そして、必要なものだけを取り入れること。


診察を受けて、
今の状態の肌に最適な治療やスキンケアを選ぶ──
 
そのほうが肌にも家計にも負担が少なく、
結果的に美肌への近道になると感じています。

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