美容医療のリアル|このコラムについてと、あらためて私の自己紹介

目次
- はじめに
- なぜ、このnoteを始めたのか
- 美容医療は社会問題でもある
- このnoteの4つの柱
- 今後の展望
- おわりに
はじめに
気づけば、この記事で100本目に手が届くところまで来ました。
ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。
このnoteは「美容医療を隠さず語る場」として続けてきました。
これを機に、はじめて読んでくださる方に向けて、自己紹介も兼ねながら、このnoteのテーマと今後の展望を整理してお伝えしたいと思います。
なぜ、このnoteを始めたのか
私は美容医療の仕事に6年ほど関わってきました。
現場で見てきたこと、患者として体験したことの両方から強く感じたのは──
「美容医療には、表に出てこないリアルが多すぎる」ということ。
治療の効果や失敗談、料金の仕組み、人材の定着や離職の問題。
雑誌やSNSではきれいな部分や、業界側が伝えたいことばかりが目立ちますが、実際には迷いや不安だらけだと感じます。
それでも多くの人が美容医療をやめられないのは、見た目だけでなく「生活の質」に直結しているから。
だからこそ、リアルを隠さず語る場所をつくる必要があると思いました。
美容医療は社会問題でもある
美容医療はここ数年で急速に拡大しています。
その背景には「人生100年時代」という現実があるのでは、と考えています。
長く生きるからこそ、老いと向き合わなければならない。
そして「健康で、きれいでいたい」という願いは、多くの人にとって自然なものです。
けれど同時に、業界の未整備な部分も目立ちます。
- 値段や広告に惑わされて、思うような結果が得られない
- 知識や理解に個人差がある中で、悲しい思いをする人が出てしまう
- 美容のセカンドオピニオンという視点を持たないまま、過剰な治療を受けてしまう
こうした課題がある以上、美容医療は単なる「嗜好性」ではなく、社会的にも取り組むべきテーマだと感じています。
このnoteの4つの柱
このnoteでは、次の4つのテーマで記事を書いています。
- 美容医療のリアル
実際に受けた施術体験や、治療にまつわる本音を隠さず書くシリーズ。 - やりすぎない美容
40代以降の「自然さを保ちながら整える」ための選択肢。 - やらなくなった美容
自分に合わなかったことや、手放して楽になったこと。 - 美容医療の選び方
口コミや広告だけに頼らず、信頼できる医師や治療を見極める視点。
将来的には、美容医療を安心して選べる仕組みにつなげていきたいと考えています。
今後の展望
これから先、美容医療はさらに分野が分かれて、治療メニューの種類は拡大していくと考えられます。
とくにエイジング世代が一気に雪崩れ込んでくるであろうこれからの時代、取得した情報の質の差が「幸せな選択」と「後悔」とを分けてしまいます。
大切だと思うのは、正直な情報を積み重ねること。
私は本当の意味で専門家ではありませんが、現場に関わり続けてきた立場として、患者としての実感も交えながら「考えるきっかけ」を届けたいと思っています。
同時に、業界の内部に目を向ければ課題もあります。
患者に向き合う時間と、医師やスタッフ自身の自己研鑽。
どちらも両立させなければならないけれど、現実には難しいことも多いのです。
美容医療は次々と新しいマシンや薬剤が登場し、流行っては廃れる世界。
情報のアップデートも早く、学び続ける姿勢が欠かせません。
経営の観点からは「短期的な売上」だけを追うのではなく、人材育成や教育に投資する仕組みが求められるはずです。
これは「業界改革」というよりも、私自身も一緒に試行錯誤しながら、発信を通して少しずつ業界と患者との乖離を埋め、橋渡し出来る未来へとつなげていきたいと願っています。
おわりに
美容医療は贅沢ではなく、生活の質を支える選択肢。
このnoteでは、施術体験や業界のリアルを隠さず書きながら、読者の方が安心して選べる視点を届けていきたいと思っています。
そして普段の仕事では、美容医師の講演サポートや、クリニックのマーケティング支援といった、ブランディングの一環となる業務をメインにしています。
現場で先生方の発表や発信を支えるなかで得た学びと、患者としての実感。
その両方を文章にすることで、「美容医療をもっと誠実に、もっとオープンに」していく一助になれればと考えています。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
これからも等身大の言葉で発信を続けていきますので、どうぞよろしくお願いします。

