注射だけ、機械だけ──手軽さで選んだ美容医療の落とし穴

目次
- 「プチ整形って、軽く試せるものだと思ってました。」
- 「こんなはずじゃなかった」も、非外科的の方が多いかもしれない
- 軽い施術でも、失敗がゼロとは限らない
- 気軽に受けられるからこそ、慎重に選ぶ
- まとめ:「医療」であることを忘れないで
「プチ整形って、軽く試せるものだと思ってました。」
初めての美容医療、いきなりメスを入れるのは怖い。
でも「注射だけ」「マシンで当てるだけ」なら、ちょっと試してみたいかも。
実際そんなふうに、非外科的な施術から始める人がとても多くなっています。
私自身もそうでした。
機械だけ、ダウンタイムなし、すぐ終わる、
──そんな言葉に安心して、軽い気持ちで一歩を踏み出す人は後をたちません。
「こんなはずじゃなかった」も非外科的の方が多いかもしれない
でも、美容医療の相談に乗るようになってから見えてきたのは、
「実は、注入やマシンもあとからクレームがはいることもある」というのが現実です。
・注射で凸凹になってしまった
・よく分からない薬剤を毎月導入していた
・リスク説明がほとんどないまま契約が進んでいた
……どれも、「プチ整形」と呼ばれる非外科メニューで起きていることです。
支払った総額も少ないことから表面化しにくく、
分かりやすい被害として報道されることも無いため、知る由もないのです。
軽い施術でも、失敗がゼロとは限らない
私たちは、つい「手軽さ=安心」と思ってしまいがちです。
でも、美容医療で使われる薬剤や機械は、
医療行為として提供されるもの。
それを誰がどう扱うかによって、
結果も、安全性も、大きく変わってしまいます。
とくに注入治療は、技術力がすべてとも言えるほど、医師の腕で差が出る。
でも、そのことを初心者が知る機会って、意外と少ないんですよね。
気軽に受けられるからこそ、慎重に選ぶ
非外科的な施術が主流になった今、
「軽い施術だからこそ、リスクも軽い」と
思い込んでしまう人が増えています。
だけど──
軽い施術でも、医師選び・説明の質・薬剤の種類次第で、
見た目にも、心にも大きな影響が残ってしまう。
そのことだけは、最初に知っておいてほしいと思うんです。
まとめ:「医療」であることを忘れないで
どんな施術も、
自分の体に入れるものであることに変わりはありません。
だからこそ、
「誰がやるか」「何を使うか」「どこまで説明してくれるか」
が大切になります。
「試してみる」の気軽さは大事。
でも、「知った上で選ぶ」ことも、美容医療には欠かせません。
はじめの一歩が、後悔のきっかけにならないように──。
このnoteが、何かの参考になればうれしいです。

