在宅ワークの時代に、美容医療の始めやすさはどう変わった？
北條渚
目次
- 「気になるけど、タイミングがない」──そんな人にとっての追い風
- 「在宅勤務だから、ダウンタイムが怖くなかった」
- 「マスクで隠せる安心感」が後押しに
- オンライン会議が「顔の疲れ」に気づかせてくれた
- 一度やってみると、「戻れなくなる」のが美容医療
- 終わりに｜変わることは、悪いことじゃない
「気になるけど、タイミングがない」──そんな人にとっての追い風
美容医療に興味はあるけれど、なかなか踏み出せない。
そんな“見えないハードル”は、私たちのまわりにたくさんあります。
・仕事を休めない
・バレたくない
・治療のタイミングが分からない
でも、あの数年間──
コロナ禍で働き方が変わったことで、美容医療に一歩踏み出す人が一気に増えました。
「在宅勤務だから、ダウンタイムが怖くなかった」
ヒアルロン酸やレーザーなど、ダウンタイムが気になる施術も、
「家にいればいい」と思えるだけで、心理的なハードルはぐっと下がります。
オフィスに行かない生活は、
“いつもの顔”を見せないで済む日々でもありました。
「赤みが引くまでの数日間を家でやり過ごせた」
そんな体験をきっかけに、治療を始めた人は本当に多かったと思います。
「マスクで隠せる安心感」が後押しに
フェイスラインの脂肪溶解注射、糸リフト、ヒアルロン酸注入……
「見た目に影響が出そう」とためらっていた治療も、
マスクのおかげでハードルが下がりました。
- バレずに整えたい
- 職場に何も言わずに済むなら、やってみたい
そんな気持ちに“追い風”をくれたのが、
マスクという“安心のカバー”だったのかもしれません。
オンライン会議が「顔の疲れ」に気づかせてくれた
在宅ワークでは、人と直接会うことが減った代わりに、
画面に映る“自分の顔”をよく見るようになりました。
- 目元のたるみ
- フェイスラインのもたつき
- くすみや影
「思っていたよりも疲れて見えるな」
そんなふうに気づいたとき、
“変わりたい”という気持ちが生まれた人も多いのではないでしょうか。
一度やってみると、「戻れなくなる」のが美容医療
「いつかやってみたかった」
「気になっていたけど、タイミングがなかった」
そんな人たちが、美容医療に一歩を踏み出せたのは、
特別じゃない環境が味方になったからだと思います。
そして一度体験すると、
変化に慣れてしまうのも、美容医療のリアルなところ。
「またやりたい」
「もっと良くなりたい」
そんな気持ちが、ごく自然に湧いてくるのです。
終わりに｜変わることは、悪いことじゃない
今もきっと、
・またやりたい
・前よりもっと整えたい
そんな気持ちが、心のどこかに残っている人がいるはずです。
でもその気持ちは、怠けているからでも、欲張りだからでもない。
「変化を許せるようになった」という、小さな成長なのかもしれません。
美容医療が特別なものから当たり前の選択肢になる。
それを後押ししたのが、あの数年間だったのだと、私は思います。
